「長く繋がった裁断前の状態で天井高く吊るしてみたい」「型紙も展示したい」などの私の思いを、自ら脚立に上って実現して下さったオーナーの浅井さんに心から感謝申し上げます。
大きな美しい空間を自分一人の作品で埋める・・私にとって本当に夢の様な場所が出来上がっております。
会期は6月15日まで、この機会に足をお運びいただけましたら幸いです。
会場の様子を少しご紹介致します。
今回の展示に合わせてつくった新柄は「アズレージョ」というタイトルです。
アズレージョとはポルトガルのタイルの事で、建物の装飾などに使われています。
白地に青系と、黄色地にモスグリーンの2色つくりました。
縦にも横にも繋がる柄になっています。
会場へは、入り口に貼ってある個展のDMと、こちら(上の画像)の暖簾を目印に、階段を上って入って下さいね。
手彫りの型紙も、ぜひ近くでご覧下さい。
「アズレージョ」の型彫りの行程の一部と、以前ブログでもご紹介した「さしわけ(小柄/紺)」の染めの行程をアルバムにして置いてあります。
こちらも、ぜひお手にとって見て下さいね。
長く吊るした裁断前のてぬぐいの端っこも面白いですよ。
普段は切って捨てられてしまう部分です。
展示作業の時「この部分は切りますか?」と浅井さんに質問すると「せっかくなのだから、全部そのまま見てもらいましょう」と答えて下さいました。
浅井さんと過ごす時間、本当に勉強になります。
藍重ねのシリーズも少し並んでいます。
藍で染め重ねると、雰囲気がガラッと変わります。
日曜日〜水曜日は展示のみですが、木曜日〜土曜日は同じ空間でカフェもオープンします。
私のお気に入りはアイスのアールグレイ。それと土曜日はケーキ!
アールグレイは香りがガツン!と来て衝撃的でした。
目がぱっと覚める感じ。
そして土曜日のケーキもとってもおススメです。
先週はチェリーとマンゴーのタルトでした。
その美味しさが忘れられず、何度も口の中で味を思い出してしまいます。。
禁断症状・・
カフェオープンの日は、ゆっくり静かに、お好みの美味しいお飲物と、甘いものを食べながら、風にひらひら揺れるてぬぐいを眺めてみて下さい。
お一人でも落ち着くとても素敵なカフェです。