4月10日からの展示では、B反の手ぬぐいを使った裂き織りの作品をはじめてご覧いただきたいと思っています。
私の裂き織りは、手ぬぐいのB反を藍やベンガラで染め重ねてから、細く裂き、ヨコ糸として織っています。
染め重ねてはいるけれど、うっすらと元の手ぬぐいの時の柄が残っていることが多いので、不規則な色の濃淡が出ていたり、複雑な色合いになっているところが面白くて、特徴にもなっていると思います。
今回並べるのは小さな作品で、コースターくらいの大きさと、ポットマットに良さそうなサイズの2種類のミニマットたち。
立体感と程よい厚みが有る事、房にボリュームがあってフサフサしている事、触り心地が良い事などを意識してつくっています。
織りのパターンや、サイズの種類は本当にまだ少ないのですが、色は何種類かあるので、見比べて楽しんでいただけたらと思っています。
織りの世界は広くて深くて、まだまだ未熟なのですが、まずは小さな一歩でもいいので踏み出してみようと、今回ドキドキしながら展示をしてみます。
B反の手ぬぐいがこんな姿になるなんて!とびっくりしてもらえたら嬉しいなぁ。。
私自身、糸を使った織りの経験は昔に少しあったのですが、手ぬぐいのB反で裂き織りをしてみたいと思うようになったのは5年くらい前のことだったと思います。
具体的にその気持ちで再び織りに取り組みはじめたのが3年前、織り機を購入して自宅で織り始めてからは1年が経ちました。
ミニマットの試作は細かい変化のパターンを含めて100枚くらい試してみたかなぁ。まだまだ経験は少ないけれど、自分なりに小さなマットの世界に、考えや気持ちを込めて織っています。
裂き織りのことはもっとたくさん書きたいことがあるのですが、また少しずつ。
今回、販売作品は小さなサイズだけですが、自分用に玄関マットくらいの大きさのものを織って、展示のみさせてもらいます。
バスマットではありません!が、ご覧になって下さるお客様の感想を色々と聞けたらと楽しみにしております。
展示では、先日ご紹介をした「マルシカク」の新柄を中心になるべく多くの種類の手ぬぐい、ある程度種類を絞ったはんぶんサイズの手ぬぐい、裂き織りの作品、を並べる予定です。
さんかくづつみ(あずま袋)、藍がさねの手ぬぐいは並ばない予定です。
初日のみ密回避のため、ご予約をしてくださったお客様優先となっておりますが、ご予約なしでふらっと来ていただいてもご覧いただけるタイミングの余裕はたくさん有るかと思います。
私の在廊は、午後の土日中心で予定しておりますが、状況により変更などあるかもしれません。また、色々とお客様にご感想をお聞きしたいのですが、マスクをしっかりと付けて、ついついとたくさんお話をしないように気をつけたいと思っております。
感染の状況も東京など微増が続いておりますし、まだまだ難しい時期であると思いますので、ご無理のない範囲で、どうぞよろしくお願いいたします。
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k i r i r i t o 凛とした手仕事のあじわい
蟻川誠(陶器)
藤本咲(ガラス)
zucu (手ぬぐい)
4月10日(土) - 4月18日(日)
11:00~17:00
会期中水曜定休
場所:Gallery + Shop Loqat
(東急東横線元住吉駅徒歩5分)
*初日のみ、1時間単位でご来店予約を承ります。
Gallery + Shop Loqatのinstagram,facebookページのメッセージよりお申込みください。
新型コロナウイルス感染予防の為、手指の消毒、マスク着用の上、ご入場ください。店内お客様の定員を5名様までとさせていただきますので、ご協力の程宜しくお願い致します。