藍染はクラフト工房 LaMano(ら・マノ)さんの藍がめを使わせていただき、染めています。
LaManoさんは東京都町田市にある工房で、一般就労が困難な人たちが、生き生きと働ける場として1992年に設立されました。
工房ではアート作品や天然素材を使った素晴らしい染織品をたくさんつくられています。
中でも型染鯉のぼりのセットが特に人気で毎年完売してしまい、キャンセル待ちが出る程だそうです。
自然に囲まれた美しい環境にある工房で、幸運にも私の家からも近く、月一回開かれている染め教室では先生方が親切丁寧にご指導して下さいます。
LaManoさんの藍は徳島の「すくも」を使用しているもので、染場には大きなかめが10個以上も並んでいます。
その大切なかめを使わせていただき、てぬぐいを一枚一枚藍染めしました。
染める時のかめの状況等にもよりますが、静岡に持っていくものだと薄い色で3回くらい、少し濃いめだと7〜8回くらい染め重ねています。
藍染は何回も染め重ねる必要があるため、てぬぐいを染める時には、なるべくある程度繋がった長い状態で染めてからカットするのが通常だと思うのですが、前回のブログで書いた通り、基本的に私の場合は元々カットしてある手ぬぐいの中から藍染する物を選んでいるため、どうしても短くなってしまったものを一枚一枚染める事になってしまいます。
非効率なのは確かですが、一枚ずつ様子を見ながら好きな濃さに染めていく事ができる点が良いところかな、と思っています。
注染も藍も多少の色落ちは避けられないので、お洗濯などである程度薄い色合いにはなっていきますが、特に藍は洗うたびに色が澄んだ色になっていくとも言われています。
色が落ちると言っても消えてなくなる訳ではなくて「味が出てくる」といった感じですので、使い込んでご自分の色にしていっていただけたら嬉しく思います。
藍染シリーズは今後も藍の知識と経験を深めながら、少しずつ数を増やしていきたいと思っていますので楽しみにしていて下さいね。
まずは静岡でご覧いただけたら嬉しいです。
クラフト工房 LaManoさんについては尊敬するセキユリヲさんの季刊サルビア vol.20に詳しく特集されています。
私もこちらでより詳しく LaManoさんについて知る事ができました。
ご興味のある方はぜひ、お手に取ってみて下さい。
LaManoさんから生まれる作品もとても素敵です!
それでは、静岡でお会いしましょう〜♪