2022/06/26

新しい柄「四葩」



手ぬぐいの新しい柄「四葩(よひら)」ができました。
四葩とは紫陽花の別名、また花びらが4枚あることの意味もあります。

クローバーにも見えますが、紫陽花の花(がく片)のかたちを元にデザインしています。

2色つくっていて、どちも燻んだ水色、燻んだ赤で言葉では何色と表現したら良いのかなと悩んだので、水色は寒色の「寒」赤系は暖色の「暖」としてみました。

「四葩/寒」「四葩/暖」急に和っぽくなってしまいましたが、柄も見方によっては和の要素を感じるデザインになっているような気がします。






ボカシの部分がポイントの柄になるのですが、今回も個性豊かな仕上がりになっています。
大きくボケたもの、小さくくっきり目に出ているものなど印象に多少の個体差がございます。

それぞれを注染の特徴として、お楽しみいただけましたら幸いです。



「四葩」は私にとっては珍しいタイプの大きめの柄になるのですが、昨年「たいりん」で大胆な柄をつくって楽しかったのと、今年のはじめに観に行った柚木沙弥郎さんの展示で大きな柄と赤の色が印象的で、影響を受けている結果でもあります!

色も今までは、特に差し分ける場合では同系色で考えることが多くて、赤と紺のボカシを選択する勇気はなかったのですが、これからはこの赤とも仲良くなれそうで色の幅が広がって嬉しいです。


四葩は宮崎のおおまえ布店さんでの「てぬぐい展 #4」から、関東では7月23日から元住吉のGallery + Shop Loqatさんでの「夏のカケラ」でご覧いただけます。

「てぬぐい展 #4」は明後日から早速スタートです!