私の制作している手ぬぐいは、デザインと染めに使用する型紙の手彫りを自身で行い、染めは伝統的な「注染(ちゅうせん)」という染色の技法で職人さんに染めて頂いています。
先日、定番としている柄「さしわけ」の染めの現場を撮影させていただくため東京都江戸川区にある村井染工場に行ってきました。
私は染工場の独特の雰囲気や職人さん達の集中して仕事をしている姿を見るのがとても好きです。
写真を撮るのが楽しくて楽しくて気付いたら合計750枚以上も撮っていました。
「さしわけ」とは「差し分け染め」という多色の染料で染め分けする技法の名前の事。
(職人さんは「さしわけ」を柄の名前にしてしまっている事が面白いと笑っていました)
たくさん撮った写真の中から、型付けから乾燥までの行程を5回に分けて順番にご紹介したいと思います。
写真ごとの細かい説明は省きますので、色々と想像してみて下さい。
(注染台のまわりをぐるぐる移動して撮影していますので、よくよく見ると柄の天地左右が分かりずらくなっていますが、ご了承下さい)
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村井染工場 -1 〜さしわけが染まるまで〜
*型付け(板場)/差し分け用の筒糊置き*