少し前、花屋さんで不思議な切り花に出会いました。
何だろう?と思ってよく見ると、クルクル伸びたツルと控えめな花、そして絹さやみたいなお豆が付いています。
お店の方に聞いてみると「マメノハナ」というお花だと教えてもらい、家に飾ってみることにしました。
前からこんな感じの植物をテーマにしたマメ柄の手ぬぐいをつくってみたいとも思っていたので、たくさん写真を撮っていみたり、よく観察してスケッチをしてみたり。
こうやって実際の物をよく観察して描いてみる事ってとても大切だと思っているのですが、普段は気分が上がった時に頭の中で想像したり、今まで買い集めたお気に入りの本からインスピレーションを与えてもらったりして、スケッチしたりイラストレーターで遊んだりしながらデザインを考える事が多いです。
今回、マメノハナの不思議なつくりを発見しながら、たくさん描いてみて、最終的には別の方向に進んでいって、マメとは全然関係のない柄が出来上がってきましたが、それはそれでOKかな。
マメノハナから得たインスピレーションで進んでいった、マメじゃない柄は、染めがかなり難しそうな柄なので実現できるか分からないけれど、面白そうなアイディアとなりました。
それで、だんだん大きくなってくるお豆たちを最後に収穫して、スーパーで売っている「絹さや」と比べてみましたが、やっぱりそっくり。
向かって右が食べられる絹さや、左は食べられそうだけどその勇気は出なかったマメノハナの豆。
中身も失礼して分解、観察しましたが形も匂いもそっくりでした。
最後は食べられる方だけを煮物にして、ミッション終了。
成果を手ぬぐいに繋げたいところです。