今年の春に出来上がった新しい柄「花壇」
花壇を上から見たようなデザインです。
広げたところや、型彫りの事など少しご紹介をします。
「花壇/ブルー」
こちらは昨年つくったブルー市松と同じ色を使っています。
「花壇/ピンク」
花壇の前にできあがった今年の新しい柄「マスマス」と同じ色を使っています。
注染手ぬぐいではあまり見掛けないような個性的な色の組み合わせに挑戦をしています。
画像だと本当の色が再現しにくいので、ぜひ実物をご覧いただけましたら嬉しいです。
(ご紹介の画像はかなり明るめに写っているような気がします)
逆に色褪せには強そうな感じ?がしています。
一緒に型彫りと裏打ちの風景を少しご紹介いたしますね。
まずはデザインを出力した下絵を渋紙に貼付けて、重なった2枚を一緒に彫っていきます。
手描きのラフな感じを出したかったので、丸キリ(正円を彫る道具)は使っていません。
花の中心の部分で型が離れるところが有りますので、彫る段階でツリと呼ばれている物を加えて彫ります。
そして小麦粉と水を混ぜて煮立たせた手づくり糊と新聞紙で裏打ちをして、乾いたらツリを切り落とします。
下の画像の真ん中あたりで少し立ち上がっている部分がツリです。
私が型に関われるのはここまで、後は漆での紗張りを職人さんに行っていただき型の完成です。
以上、2019年の春につくった花壇のご紹介でした!
文様の庭に並べますので、ぜひご覧下さいませ。