2014/12/18

ナガサキリンネを振り返って



とても楽しくて、そして心に残ったナガサキリンネを終えて、一ヶ月以上が経ちました。
もっと早くにご報告や感謝の気持ちをつづりたかったのですが、遅くなってしまい本当に申し訳ない限りです。

今更になってしまうのですが、ナガサキリンネで手ぬぐいをお手に取って下さったお客さま、大変お世話になった実行委員のみなさまとボランティアスタッフのみなさま、そして色々な場面で助けて頂いた出展者のみなさま、長崎で出会った全ての方々に心から感謝申し上げます。

九州での出展は今回が初めてで、そして一人での参加でしたので、ナガサキリンネへの出展は自分にとってのちょっとした挑戦でもありました。
荷物の搬入など大変な事もありましたが、多くの方々から優しくあたたかな手を差し伸べて頂けたお陰で、無事に終える事ができただけでなく、楽しく素晴らしい経験をさせて頂きました。

長崎から帰ってしばらくは「でんでらりゅうば〜でてくるばってん」のメロディーを口ずさむ日々・・・
長崎がよっぽど楽しかったんだね、と言われて、ほんとだね、と自分でも納得してしましました。


ナガサキリンネでお客さまがおっしゃった印象に残っているいくつかの言葉。

「長崎はおくんちで手ぬぐいをいっぱい配るから、手ぬぐいには馴染みがあるんだよ〜」
「神奈川からわざわざ来たの!?じゃあ買わなきゃね!」
「神奈川から来たの?やっぱりね、この辺では見た事ないもの」
「長崎は良い所よ、美味しい食べ物もたくさんよ、私があちこち案内してあげたい」

こういったお声をかけて頂き、長崎ならではの手ぬぐいとの関係に触れる事ができて嬉しい気持ちになったり、遠くから来た事を喜んだり歓迎して下さっている気持ちが伝わって、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
そして、お客さまがナガサキリンネを本当に楽しみにされていている事も実感致しました。

このような嬉しいコミュニケーションの場が生まれるは、長崎の方々のお人柄もあるのだと思うのですが、ナガサキリンネが素晴らしいイベントだからだと思います。素晴らしいイベントの背景には、ナガサキリンネを運営しているみなさまの高い意識と、しっかりとしたリネンが有るのだと思います。


この素敵なナガサキリンネにまた出展できるよう、頑張っていきたいと思います。
そして、その時には、もっともっと良い物をご覧頂けるようにしたいと思っています。

素晴らしい経験をさせて頂いたナガサキリンネに、心から感謝しています。


 



ナガサキリンネでは、オフィシャルブックを制作されています。
「ナガサキリンネ1・2・3」とあって、今回のものは「ナガサキリンネ3」。
出展者紹介の一覧の中で、zucuも掲載して頂いています。

このあたり(東京・神奈川)だと渋谷ヒカリエの8Fにあるd47 design storeで販売されています。
素敵な書籍ですので、ご興味をお持ちの方はぜひお手に取ってみて下さい。

オフィシャルブックについて詳しくはこちらをご覧下さい。通販もございますよ☆

それから、2015年のナガサキリンネカレンダーもご紹介させて頂きます。
http://nagasakirinne.com/?post_type=portfolio&p=4231


マーケット前日、少しの時間ですが街を散策する事ができました。

出島のあたりを歩いている時、水色の建物「旧出島神学校」の向かいに有るビルにすーっと引き込まれました。
上るのに少しだけ勇気の必要な階段・・お店の旗がヒラヒラと揺れていましたので行ってみる事に。

建物の中はとっても良い雰囲気で、階段の先には素敵な雑貨屋さんとギャラリーが有りました。

後で分かった事ですが、こちらの雑貨屋さんはナガサキリンネディレクターの松井さんのお店、List:さんでした。(ブログを書いていて気付いたのですが、旗はList:さんのオリジナル手ぬぐいのようです!)

こちらのList:さんで、先ほどご紹介したナガサキリンネのオフィシャルブックとカレンダーも販売されています。

とっても素敵なお店です。




最後に、ナガサキリンネとの出会いを書きたいと思います。
ナガサキリンネの事は、このイベントのプランニングディレクターをされている中川たくまさんを通して知る事ができました。

何年か前、活版印刷について調べていた時に巡り会ったのが、デザインのお仕事をされている中川さんのデザイン事務所、青い月のホームページです。

写真や文章がとてもきれいで色々とブログを読ませて頂き、その後も時々アクセスしていると、中川さんのお話を東京で聞く事のできる機会(一般参加も可能な多摩美の授業でした)が有る事を知り、参加させて頂きました。
その中で、デザインとの向き合い方やお仕事の仕方など、とても勉強になるお話をお聞かせ下さり、長崎やナガサキリンネの事もお話されていていました。

ナガサキリンネの事は前から少しブログで知っていて、出展申込については遠いので実は少し悩んだのですが・・思い切って申し込んでみる事に。
中川さんの関わられているお仕事に出展者として参加してみたいな、と思った事と、
今年の2月に行ったポルトガルのリスボンで、自然と長崎の街の事を思い出した事が決断のきっかけです。

リスボンでは博物館や教会で長崎と出会えますし、たくさんある坂道や路面電車のせいなのか、街中でも、ふと過去に数回行った事のあった長崎の事を思い出しました。
その時に一緒に中川さんのお話も思い出し、長崎で出展してみたいな、という気持ちが強くなったのです。

(おかしな事に、先月の長崎でも、石畳の上を重いスーツケースが上手く転がらず苦戦している時に、石畳だらけのリスボンやポルトガルを思い出したので、不思議に嬉しい気持ちになりました。)


イベントでは、そんな私を気にかけて下さり、中川さんにはとてもご親切にして頂きました。
本当にありがとうございました。
そして、ナガサキリンネ出展のきっかけを下さった事にも、心から感謝しております。
思い切って遠くまで行ってみて本当に良かったと思っています。

尊敬する中川さんの青い月のブログを、これからも読ませて頂きます。